【Armored Brigade】小規模な遭遇戦

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今回はミッション作成の部分からAARを書いていく。

このゲームはシングルプレイのみのゲームとなっていてゲームモードはシングルミッションとジェネレートミッションの二つ。

シングルミッションはあらかじめ用意された15のミッションから選んでプレイするモード。キャンペーンモードのようなものはなく1つ1つのミッションは独立している。

もう一方のジェネレートミッションはプレイヤーがミッションを設定してプレイするサンドボックス型のゲームモード。

 

この記事で書くAARはジェネレートミッションで作成したもの。ミッションの設定は特に難しい部分はなくパパッとやってしまえば30秒もかからない。もちろんこだわりたいのであれば多くの時間を必要とする。

 

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先ずは戦場となる地域を決める。このgifはマップ設定画面。一枚の巨大なマップがあり、そこから最低約2×2km、最大約15×15kmの地域をプレイヤーが任意で切り抜く。グリッドなどで仕切られていないのでエリア選択の自由度は高い。ただし、選択した地域の大部分が水辺になってしまうとミッションの作成ができなくなってしまうので注意。このゲームには船舶などの水上で使用するユニットは出てこない。

ベースとなる巨大マップは4つ用意されている。

 

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ドイツのマップから中央に街のある場所を選んだ。

広さは東西に約6㎞、南北に約3㎞。

 

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次に勢力の選択や年代、時間、天気などを決める画面。

自軍をアメリカ、敵をソ連とした。

1984年の11月、作戦開始は12時。

天候は視界が2800m、風向きはランダム、気温は低く地面のコンディションは良好。

年代を変更することで使用できる兵器や装備、更に訓練度や士気も変わってくる。

風向きはスモークや照明弾などに影響を与え、気温の高低は兵士の疲労度や車輌の故障、地面のコンディションは移動速度が変化する。

 

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次にミッションタイプや目標の配置を決める。

ミッションの種類は遭遇、攻撃、防御の3種類。今回は遭遇を選択。プレイヤーはマップ左側の緑のエリアがスタート地点。敵は反対側の赤いエリア。

目標の数は2つ、場所は中央の街の北側と南側、小さな青い正方形がそれ。この目標はユニットを枠の中に移動させれば占領できる。今回は遭遇戦なのでこの目標を奪い合うことになる。

ミッションの種類が攻撃だと敵のスタートエリアに目標が設定され、防御だと味方のエリアに目標が置かれる。

そしてダミー目標の出現率を25%、ダミーの配置位置を1500m範囲とした。

このダミー目標はこのゲームの大きな特徴の一つ。

ダミーという名の通り偽の目標でこのダミー目標を占領しても勝利ポイントには影響を与えない。プレイヤーがマップに表示されている目標が真なのか偽の目標なのかを判断することはできない。更にプレイヤーが使っているマップに表示されている目標位置と敵が使っているマップの目標位置が設定数値によってずれるようになっている。

これにどんな意味があるのかというと、お互いが目指す地点が異なるので予期しない不意の戦闘が発生しやすくなる。若しくは期待していた位置で戦闘が発生しないことになる。このダミーがあることによってプレイヤーは敵AIの動きを読みづらくなりよりリアリティの高い遭遇戦を体験できる。

だが、今回作成しているミッションはマップがそれほど大きくなく、目標数も2つと少ないのであまり予想外のことは起きにくい。

 

 

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この2枚の画像は今回のミッションとは別のプレイ。

設定した目標の数は2つ。ダミーの出現を50%としたもの。

上はゲームプレイ中にプレイヤーが使用しているマップ。

下はゲーム終了後のリザルト画面。

マップの北側にある目標は真の目標でプレイヤー側と敵側のマップには同じ位置に目標が表示されているので敵のユニットがそこに集結している。マップ南側の目標はダミーとなっていて中央やや左側に表示されているのがプレイヤー側のマップに表示されている目標で目標内に敵の姿はない、マップ中央付近の森の中にあるのが敵側のマップに表示されている目標になり敵ユニットが密集している。

 

 

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次にCombat Power(以下CP)の設定や兵科のバランス調整、この次の画面のユニットの選択を手動にするか自動にするかを選択する画面。

CPは分かりやすく言えばユニットを購入するお金。CPを多くすれば多くのユニットを戦場に投入出来る。今回はミッションタイプが遭遇戦なのでデフォルト状態の数値は敵味方共に同じ。別のミッションタイプだと攻撃側のCPが多く設定される。

敵側のCPを多くしてプレイヤー側を不利な状態にしたりできるが、今回は特にいじらず同数にする。味方のユニット選択を手動にし、敵を自動に設定。

 

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次はお買い物画面。

前の画面でユニットの選択を手動にしたので、与えられたCP内でユニットを選んでいく。設定したCPがあまり多くないので無計画に高級なユニットを選んでしまうと手札が少なくなってしまう。また、マップ外からの砲撃支援はお高いので今回はなし。

偵察ユニットを2つ、M2機械化歩兵、M113HQ、M1の部隊を一つずつ、そして航空機ユニットのA-7Dを一つ選択。

 

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次の画面では敵味方の訓練度、士気の追加設定をしたり、ここまでに設定してきたミッション内容を保存することもできる。他にもプレイヤーキャラの設定やリザルト画面やラウンドの長さの設定ができる。

訓練度や士気の増減は簡単に言えば難易度の変化。AIの思考レベルの変更はこのゲームにはないのでユニット自体の強さを変えることで難易度が変わる。

プレイヤーキャラは絶対にやられてはいけないユニット。どんなに有利な状況でもプレイヤーキャラになっているユニットがやられてしまうとゲーム終了。

リザルト画面の設定はゲーム終了後にマップ上の敵の位置をすべて表示するか否かを設定できる。

ラウンドの長さの設定はWEGO形式のターンベース風にできる設定。ラウンドの長さとは1ターンの長さの事。1ターンを30秒から360秒までで設定できる。

ただし通常のWEGOとは違いターン経過中にも命令を出すことが可能だ。

ラウンドの長さを設定しなければ好きなタイミングでストップがかけられるリアルタイムな通常のゲームプレイができる。

今回のプレイではこの画面での設定は何もしない。

 

これでミッションの設定は完了。文字にして書き起こすと長ったらしくなってしまったが特に煩わしい点はなく、最初に言ったようにパパッとできてしまう。

 

 

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さて、設定も終わったので戦闘開始。

先ずはユニットの初期配置。マップは縦に四等分されていて外側は通常ユニットの配置エリア、中央側は偵察ユニットの配置エリア。

4輌からなるM1戦車部隊を2輌ずつにわけて南北に配置、そのまま街の北側と南側へ前進。同じく4輌のM2も中央から二手にわけて前進させる。

HQは戦闘が発生すると思われる位置よりも手前まで前進。

偵察ユニットは既に街の中で街の東側を監視している。

 

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マップの高低差を確認。

色分けで確認する方法と斜めからマップを見た視点で確認できる。

殆ど平坦なマップだ。

 

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平坦だからといってもマップの隅から隅までを見通せるわけではない。LOSツールを使うことで選択した地点からどの程度視界が通るかを確認できる。

街の外は視界がある程度広いが街の中は死角だらけ。

 

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 時間経過を開始するとマップ上に黄色いアイコンと破線で円が表示される。これは敵がいる場所を示していて訓練度が高ければ発見率が高くなる。この表示はゲーム開始直後のみ。

 

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作戦開始57秒で最初のコンタクト。

北側の目標に向かっていると思われる敵を偵察ユニットが発見。

偵察ユニットにはあらかじめ敵を発見しても攻撃しないように命令を出している。

攻撃してしまうと相手に位置をばらしてしまうことになるし、そもそもライフルとグレネードしか持っていないので戦闘になるとかなり不利。

 

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街の南側を進行していたM1が敵の偵察車輌と遭遇。かなり至近距離だ。

偵察ユニットは通常のユニットより発見しずらい特徴があるので何の前触れもなく突然目の前に現れることもある。

だが、偵察ユニットは戦車の敵ではないので難なくこれを撃破。

 

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作戦開始から3分経過。

敵の発見が北側に集中している。

部隊全体を2等分して街の南北に展開させたが、北側を重視した方が良いかも。

そして、北側の目標付近へA-7Dによる近接航空支援を要請。3分ほどで到着する。

 

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街の南側へ配置したM2を1輌、北側に移動させる。途中で歩兵を降ろし、ある程度北側への見通しが良さそうな建物内で待機させる。この歩兵はM-72 LAWを装備しているので、発見されにくい建物内から敵の戦車や車両を狙う。

 

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そうこうしているうちにA-7Dが飛来。

爆弾の投下で敵のBMD-1を撃破。

この間に南側の目標を敵の抵抗に合わず制圧完了。

 

別のプレイの動画だが近接航空支援はこんな感じ。

 

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続けてM1が北の目標に到着し制圧。M1を1輌、建物と建物の間に配置し目標の中央を斜めに走る道路を監視。もう1輌はそのやや後方に配置し、画面右側の開けた場所を監視する。

既にこの時点で道路上を移動していた敵車輌を撃破。死角の多さは防御側にとっては有利に働く。

 

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そしてまた1輌撃破。ここは待ち伏せにはかなりいい位置のようだ。

 

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作戦開始から9分経過。戦闘が激化していく。

味方は遮蔽物の多い街の中、敵は隠れる場所のない街の外、目標は2つとも制圧しているので後は防御に徹するだけ。こうなってしまえば防御側となるこちらが有利なので後は特に命令も出さず見守るだけ。

 

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ラストショットは建物の間に隠れていたM1。

超至近距離で敵のT-64Aを撃破し、作戦終了。

 

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結果はTotal Victory(完勝)、作戦時間は11分半。

こっちの被害はM2が1輌やられただけで、敵の歩兵を19人、車輌を18輌撃破した。

 

お終い

 

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