戦場シム
購入ページ
購入できるバージョンは幾つかある。
125ドルのフルバージョンと、時間制限付きのバージョン。ちょっと試してみたいという場合は30日の時間制限が付いた9.5ドルのものを購入するのがオススメ。気に入った場合は125ドルのフルバージョンに移行しよう。
フルバージョンはライセンス認証をするためのUSBデバイスが送られてくるのを待つ必要がある。時間制限版はダウンロードページ(Downloads | eSim Games)でゲームをダウンロード&インストールしメールで送られてきたURLにアクセス、オンライン上でライセンス認証すればすぐに遊ぶことができる。
一般人が購入できるPro Personal Editionとは別にProfessionalがあるが軍関係の仕事に就いていないと基本的には購入できない(メールで要相談)。
動画投稿(ボイスロイド音声付き)
デベロッパーであるeSim Gameが想定している購入者層はハードコアなシムファンや軍関係者。ゲームというよりは訓練用ソフトウェアっぽい感じ。ゲームとしてみると難易度は高い。難易度が高いと言っても、被害を最小限にしつつ勝利するのが難しいという意味で戦車の操作が難しいわけではない。戦車の操作についてはゲームみたいな感覚。実物も恐らくゲームっぽいじゃないかな?戦闘中に複雑な操作なんてしてられないし。
このゲームは一台の戦車を一人で操作すればいいというものではない。ゲームでは自分の乗っている戦車だけ動かしていればいいというわけではなく、小隊や中隊、大隊など様々な規模での指揮の執り方やシチュエーションへの対応が重要になる。戦車を上手く操作できるスキルよりもリーダーシップをいかに発揮できるかがカギになる。この辺がゲームというより訓練用といった感じ。マップ画面では各部隊にウェイポイントを設定したり、移動速度など細かい命令が出せる。
一台の戦車で戦場を走り回って無双するというゲーム的な楽しみ方はできない。そんなことすると砲塔を吹っ飛ばされるよ☆
「索敵→攻撃→移動」これの繰り返し。前に出過ぎると集中砲火を食らう。かといって後方でとどまっていると敵の野戦砲による砲撃の餌食になってしまう。
つまりどこにいても死が待っている。
少しでも生き残る確率を高くするために自分の搭乗する車両の操作を覚えることは大切。敵が目の前にいるのにモタモタしていたらやられてしまう。ゲームに付属している.pdfやゲーム内のトレーニングで操作方法を知ることができる。一つの車両の操作方法を覚えると他の車両も概ね操作できる。覚える操作も航空機より少ないのでけっこう簡単。TrackIRに対応しているので持っている人は視点操作が楽になる。
戦車は基本的に複数の人が乗っている。このゲームでもドライバー、ガナー、コマンダーと3つのポジションがある。プレイヤーはこれらのポジションを好きなタイミングで切り替えられるし、別の車両に切り替えることも可能だ。プレイヤーが操作していないポジションはAIがやってくれる。ドライバーはちょっと影が薄い。何故かというと、ガナーやコマンダーから移動命令が出せてしまうので、わざわざドライバーシートに座る必要がない。なのでプレイヤーはガナーかコマンダーのポジションにいることが多くなると思う。
砲撃を敵にヒットさせるのはなかなか難しい。クロスに合わせて撃てば当たるというものでもなく、見越し射撃が必要となったり、砲弾によって射程距離が変わったりしてクロスの周りにある縦横の線の意味を理解する必要がある。テキトーに撃って修正を加えていけば、いずれ当たるには当たるが、弾を無駄にできるほど残弾数は多くない。
「軍事系シムと言えば?」というと、ArmaシリーズやDCS Worldなどを上げる人は多いと思うが、このゲームが真っ先に思い浮かぶ人は少ないと思う。他のゲームに比べると知名度がすごく低い。知名度が低いだけでクオリティはとても高いので軍事系シムファンは購入して損はない。
ゲームを所有している人はファンサイトでユーザーシナリオをダウンロードできるので要チェック