この記事にネタバレはない。
Draugenはノルウェーのグローヴィクを舞台にしたミステリーアドベンチャー。プレイヤーは主人公のエドワードを操作して、相棒のリッシーと共に行方不明となったエドワードの妹を探しに行くストーリー。
黄色く色づいた木々や雪化粧をしている山脈、青く澄んだ海などノルウェーの景色を再現したグラフィックはとても美しく、時間帯や天気で雰囲気も大きく変わる。UIを極力排除しているデザインも良い。
時間や天気はリアルタイムで変わっていくようなダイナミックなものではなくシーンによって変わるだけなのがちょっと残念。
ミステリーではあるのだがプレイヤーが頭を使うようなパズルなどの要素はなく、用意されたストーリーに沿って進んでいくリニアなゲームとなっているのでプレイする映画といったような感じ。
途中の展開がなんだかロシア産のゲームみたいでちょっと笑ってしまったが、不気味な雰囲気を常に漂わせているストーリー自体はなかなか面白い。
もし、探索しながら謎を解いていくThe Painscreek Killingsのようなゲームを期待しているのならこのゲームは期待外れのものとなってしまうと思う。
プレイ時間は3時間と短く、周回プレイをするようなゲームでもないのでボリューム不足感は否めない。2周目をプレイするとしたら取りこぼした実績を取るくらいかな。
音声は英語のままだが、字幕はしっかりと日本語化されているので英語が苦手なプレイヤーでも問題なく遊べる。