シナリオを3つともクリア、その内メインストーリーのA New Homeは難易度ハードでクリアできたのでいろいろ書く。
先ず難易度による違いは色々あるがプレイしていて感じたのは不満度や希望の変化の幅、天候(気温)の変化、そして人口の少なさ、それに伴う資源の集め辛さ・・・要は全部。
難易度のふり幅はかなり広い。イージーであれば割とテキトーなプレイでもクリアできるが、それ以上となると難しく、ハードに至っては一時停止できるゲームにも拘らず、妙に忙しくなる。
このゲームはシティビルドというよりはマネジメントゲームなのでその手のジャンルに慣れているかどうかで感じる難易度は変わってくると思う。
資源の採集量、消費量がどれくらいなのかをグラフでチェックしながら、今必要な資源は何か、作業員をどこに配置するかを考えたり。研究の順番に頭を悩ませたり。また、スカウトの使い方にも注意を払う。こんな具合に考えることはたくさんある。
シティビルドがプレイしたくてこのゲームを買うと、だいぶイメージと違う世界が広がることになると思う。生死を賭けたサバイバルなのだ。呑気に住宅街に公園をつくっている場合ではない。
序盤のプレイでは木が重要。
もちろん、食料や石炭は無くてはならないが、木がないと建物が建てられず、研究もできないので、次のステップに進むことができない。鉄も木と同様に建設や研究に使用するが木ほどの消費量ではない。
停滞は死を意味する。停滞しているということは資源収集のバランスが崩れているということだ。
食料はその日に消費する量だけ生産し、石炭は多くて2日分くらいあればいい。
資源デポを大量に作って大量にストックする必要はない、というかそれは難しいし、デポをつくる資源を他に回す方が良い。何か特定の資源を多く採集するという考えはしない方が良いと思う。
難易度が低いプレイだとこの限りではなく、好きなようにプレイしても大丈夫。
イージーでプレイしたとき石炭を最大で20000近く採集できたが、ハードだと3000くらい。
昼は炭鉱、夜は狩猟。
食材の採集は夜から翌朝にかけて行われるので、他の作業と時間帯が異なる。なので昼は炭鉱、夜は狩猟と時間帯で仕事を切り替えて24時間労働をさせると人員の削減につながるし、この方法だと不満度はあがらないのでオススメだ。
昼間に稼働する食材生産施設もあるが、自分は積極的に使わなかった。
自動羊肉(オートマトン)はかなり使い勝手のいいユニットだ。量産できればほとんどの作業をオートマトンにやらせて24時間休みなく、オートマトン自体は気温に関係なく安定的に稼働できる。
難易度が上がるとオートマトンをつくっている余裕がなくなってくる。自分がハードでプレイしたときは最大で4体が稼働するのみになった。上手くやればもっと多く出来るかもしれないが、コアの数が少なく自分のプレイではその余裕がなかった。
低い難易度ではオートマトンがメインとなり資源を集められるが、難易度が上がると人間がメインでオートマトンが補助的なポジションになる。オートマトンの仕事率を上げる研究は早めに。
街のレイアウトについては、自分はあまり考えなくプレイしていたが、闘技場や宗教施設など効果範囲の決まっているものを建てるときは注意が必要だ。
理想としては効果範囲のある建物を中心として、その周りに効果を受けるシェルターなどを建てるのが良い。
因みに建物はマウスのミドルボタンで方向を変えることができるので隙間に入れたいときは活用してみよう。
暖房器具(Steam Hub)の使用は最小限にとどめたい。効果的に配置するのはもちろんだが、作業場付近に建てる場合は作業場が稼働する時間だけONになるように設定し無駄を省く。
ジェネレータ直近に建てる建物は医療施設。病人は重症になる前に早めの治療で早期復帰が望ましい。そのためには建物が何の問題もなく稼働する必要がある。医療施設の敵は低温なのでジェネレータ直近に建てることによって、序盤~中盤までは安定稼働ができる。それ以降は色々と難しくなってくるので臨機応変に対応。
医療施設は24時間稼働なのでSteam HubをあてにしてしまうとHubを24時間稼働させなければならなくなってしまう。
建物の24時間稼働は序盤~中盤は割とホイホイ使っても闘技場が適切な位置(シェルターの多くをカバー)に配置されていれば不満度を心配しなくても大丈夫、100になってもすぐに下がる。中盤~終盤になるとそうも言ってられなくなるので緊急的な使用に制限される。
難易度ハードで嵐の前後に撮影したSS。右下の人口に注目。
最後の嵐が来る前にやることは食料の確保。
嵐がきてしまうと多くの施設の稼働が難しくなる。なのであらかじめ最低限食料だけは多めに確保しておいた方が良い。石炭は嵐の中でもある程度採掘できる。
最後の嵐の演出はトップダウンの視点で街を見下ろしているだけなのに、映画を見ているようでドラマチック。音楽とイベントの発生が演出をさらに盛り上げている。これ目当てにゲームを買ってもいいくらいだ。クリア後のエンディングもGood。