西へ
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このゲームはアメリカを舞台としたFTLライクなポストアポカリプス ターンベースサバイバル。プロシージャル生成により、プレイするたびに異なったゲームプレイができる。
流行りのローポリグラフィックとシンプルなUIの親和性がとても良く、すっきりとした見た目。
操作もマウスのみでプレイできるシンプル設計。
ただし、難易度が高い。
ゲームの目標は車で移動し、燃料や仲間を探しながら西へ向かう。
移動フェイズ
アメリカが東から西へ6つのエリアに分かれ、そのエリアの中は更に細かく道中の分岐点が設定されている。移動先に何があるのかはアイコンで確認でき、移動先のリスクも表示される。燃料の許す限り移動できるが、あまり長距離を一気に移動してしまうと燃料の残量が心配になってくる。
燃料が途中で尽きた場合は、車が停止したところで戦闘フェイズに移行する。
ジオラマのような戦闘&探索フェイズ。
謎のクリーチャーと戦闘をしたり、燃料や武器になるものを集めていく。ただし、一人の人が持てる量には厳しい制限がある。バッグを手に入れる事で持てる量が増えるが、せいぜい1~2つがいいところだ。自分はまだ、ゲーム終盤までプレイしていないので、もっと利便性の高いものが出てくる可能性はあるが、まだ見つけていない。
敵への攻撃方法はその辺に落ちている木の棒や石、ビンなどなど。
ビンを武器として使った場合は一回敵に投げつければ、割れてなくなってしまうし、木の棒は数回、若しくは1回打撃で使えなくなってしまう。敵を倒してもレベルアップはなさそう。戦闘はなるべく避けた方が良い様だ。敵から2回攻撃を受けるとやられてしまうが、倒れた仲間に近寄れば蘇生できる。
敵のクリーチャーは目が無いようで音を感知して襲い掛かってくる。こちらが移動するとその音を頼りに近づいてくる。天気が雨だと距離を保っていれば気づかれることがない。ラジカセなどで音を出して注意を引き付けることもできるが、そのラジカセも数回の攻撃を受けると壊れてしまう。
クリーチャーはターン経過とともに地中からどんどん湧いてくる。特に倒した時には仲間を呼ぶように大きく叫ぶので一度に大量の敵が湧いてくることもある。
敵の強さの指標は頭(頭という表現が適切なのかは分からないが)の数や形態で把握できる。青い結晶がくっ付いている、黒く突き出た頭の数がHPを表し、足の長さで1ターンの行動回数が分かるようになっている。
また、車に乗り込んでいると車ごと攻撃を受ける。
ダメージが蓄積されれば車は爆発し壊れてしまう。爆発時に周囲を巻き込むので注意が必要。炎もターンの経過とともに燃え広がることがある。車が壊れてしまった場合は徒歩で次のエリアを目指すか、マップ上にある別の車を手に入れる必要が出てくる。徒歩での移動は自殺行為だ。
時間変化もあり、夜になるととんでもなく視界が悪い。
マスが隣り合わないと敵の存在に気づけないこともあるので厳重な警戒が必要だ。
木の棒に火をつけて松明にしたり、フレアを使用すれば少し視界を確保できるが、夜の行動は危険すぎるので控えた方が良い。
それから夜は敵の出現頻度が多い気がする。ほぼ全周囲一気に大量の敵が地中から這い出てくる音がするのはホラーゲームより怖い。
ゆるキャンをしている人間と遭遇することもある。
車の改造パーツなど良質な装備を持っていることがあるので、ビンや石を投げつけで戦闘開始だ。仲良くする気など毛頭ない。
クリーチャーとの戦闘中に、敵意丸出しな人間が、颯爽と車で乗り付けて参戦してくることもある。
エリアの端っこの×印はロードブロックが仕掛けられている。
道路を塞いでいる障害物を取り除かないと前に進むことはできない。まぁ、ボス戦みたいなものだ。
オレンジ色の車とその横に大型の敵の死体があり道が塞がれてしまっている。
障害物を破壊したり、道路上から移動させないと、次のエリアには進めない。モタモタしているとどんどん敵が湧いてくるので無駄のない行動が求められる。
とまぁ、こんな感じの難易度高めなサバイバルゲームだ。ターンベースなので操作が忙しくなるようなことはなく、じっくり考えながらプレイできる。グラフィック面がとてもよく、BGMやSEが効果的に使われていてホラーテイストなのも良い。そして何より、犬を仲間にできる。
Steamでの取り扱いも2018年に予定されているのでウィッシュリストに入れておくと良い。
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こんな状態になっても諦めるのはまだ早い。