自分は列車の知識があるわけでもないので調べたことをテキトーに書いていく。
間違っている部分もあるかと思うのでご了承ください。
減速や停車をするときに使うブレーキ。
・トレインブレーキ
・オートマティックブレーキ
・ドライバーブレーキ
呼ばれ方は様々だがこれらは同じ動作をするブレーキだ。
機関車、貨物車、客車と列車を構成している車両のすべての車輪のブレーキが作動する。減速時や停車時に使用するので車のフットブレーキのような感じ。
列車を運転する場合、一番使うブレーキとなる。
機関車のみに作動するブレーキ
・ロコモーティブブレーキ
・インディペンデントブレーキ
・ストレートエアブレーキ
・ダイレクトブレーキ
これらは機関車のみに作動し連結している貨物車や客車には作動しない。
このブレーキは主に機関車のみで走行する場合やヤード作業などの低速時に作動させるブレーキとなる。スピードが出た高速状態から駅への停車などでこのブレーキは使わない。
下り坂などで速度を維持するときに使用するブレーキ
・エレクトリックブレーキ
・ダイナミックブレーキ
このブレーキは機関車にのみ作動する。
一般的なブレーキはブレーキディスクにブレーキパッドを押し付けて速度を下げていくが、ダイナミックブレーキはモーターの回転抵抗を利用するブレーキとなる。車のエンジンブレーキやハイブリッド車の回生ブレーキに似ている。
ダイナミックブレーキは速度維持に使用するブレーキでモーターを使用するため低速時や停車時は使えない。また適正速度があるのでスピードが出過ぎている時もこのブレーキは効きにくい。
アメリカの貨物列車など超重量級の列車が下り坂を下る時はこのブレーキを使用しないとブレーキの温度が上昇し最終的にブレーキが利かなくなり、どんどん加速していって止まれなくなってしまう。なので下り坂に差し掛かる時はダイナミックブレーキの準備をしなければならない。
オートマティックブレーキを使用しつつダイナミックブレーキを使用する場合、ベイルアウトという操作をする必要がある。
インディペンデントブレーキのレバーをリリース方向にいっぱいに動かすことによってベイルアウト操作となりオートマティックブレーキを使いつつ機関車のブレーキを解除する。この時貨物車や客車のブレーキは解除されない。このベイルアウト操作をしてからダイナミックブレーキの操作を始める。
ドイツ鉄道の列車にはブレンデッドブレーキというものがあり、これはトレインブレーキとエレクトリックブレーキの混合ブレーキとなる。